タウ・タオ・タイ なるままに

 小説のようなものを書き上げてアップしてからも修正をくりかえし,ようやく筆を擱こうと思えるところまできた。それを他のサービス,ブロガーのほうにまとめてみたので,タウ・タオ・タイに興味のあるかたはそっちを覗いてもらったほうがいいかもしれない。

 なにか著述してみたいと二十代のころより漠然と興味を抱いていた。それもテーマは自死をおいてほかにはないと考えていた。たぶん生きざまと結びつかないものには心が動かなかったのだろう。いまも自死のことを想い描いたり想像したりするが,行なうには程遠いところに当の本人はいる。ものがたりを書き終えてしまったら,さらに遠くの見えないところへ去ってしまうにちがいない。とはいっても先々のことは分からない。いずれ自死についてはあらためて再考しなければとおもう。

 今夜というか,もう昨晩になるが,能登半島地震の被災地復興にかんする番組がテレビで放送されていた。おもえばタウ・タオ・タイの執筆は,東日本大震災の前年より本気で取り組みはじめた。私にとってタイムリミットの2011年が迫っていたからだ。されど実際には,じつに13年の歳月を要してしまった。そういうわけで小説の年代は当初のまま東日本大震災の一年前から直後にかけてとなっている。

 

 元日の大地震では自然の脅威が日常であることを心底思い知らされた。それでも人間は生活していかねばならない。わたしも息絶える寸前まで生きていかねばならぬ。

 さて,これからは日ごろ思惟していることなどを書き込んでいくつもりだ。どのようなことをどこまで示せるのか自信なんぞ無いに等しいが,いわば挑戦であると宣言しておきたい。

 そのモットーは・・・タウ・タオ・タイなるままに。