年が明けてからも,依然として険悪な状況は燻りつづけていた。しらぬまに薬指の指輪も外されて・・・。 1月の雪深い夜,帰宅する前に嵩子のところへ寄り道していた。 国立病院は兼六園のすぐそば,大学病院と直線距離にして一キロも隔たっていない。彼女の…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。